中学生の部で優勝したのは、Doshisha International school,Kyotoに通う高校1年生の中村晴(なかむら・はる)さんです。舞台に上がっても全く緊張することがないと言う中村さんに受賞の喜びやふだんの練習、将来の夢などについて伺いました。
中村さんの音楽歴は輝かしいもので、第76回福山音楽コンクール 最優秀賞 第69回福井音楽コンクール 最高位 教育委員会賞第7回あおによし音楽コンクール奈良 第3位 第74回全日本学生音楽コンクール 大阪大会 奨励賞 第7回日本ジュニアヴァイオリンコンクール第一位 第15回セシリア国際音楽コンクール第一位第27回 KOBE国際音楽コンクール優秀賞 第22回大阪国際音楽コンクール3位(最高位) 第2回横浜国際ヴァイオリンコンクール第2位 第9回桐朋学園全国ジュニア音楽コンクール第1位 第33回日本クラッシック音楽コンクール第3位 第13回クオリア音楽コンクール第1位 第3回芦屋音楽コンクール第1位 第46回全日本ジュニアクラッシック第1位、最終的には 2024年年全日本弦楽コンクールで最優秀賞、金賞を受賞しました。
ソリストとして、ブルガリア.スタラザゴラ国立オペラ座にて同歌劇場管弦楽団、北大江たそがれコンサートで演奏。ボランティア活動にも積極的に参加し、13歳よりリサイタルを活動的に行う。レイ・チェンのオーデションに参加した内容が電子版L.A.Timesに記載された。これまでに藤盛祐輔、久保田巧、須山暢大、宮田英恵の各氏に師事しています。
クオリア音楽コンクールには小学生のころから出場していたと言う中村さんは、地元で審査委員長であった曾我部先生が大好きでした。先生が亡くなった年の13回で1位となりましたが、曾我部先生から賞をもらうことができなかったのが残念ですと悔しそうに語っていました。
今回の受賞を聞いたのが学校の授業中。伴奏のピアノの先生から知らせがきて金賞と最優秀賞の受賞を知って、思わず声が出てしまいましたと。納得いく演奏ができず落ち込んでいたので優勝できてよかったですと嬉しそうに言います。常に、音と音楽性には自信があるそうで、多少技術的にうまくいかなくても自信はあったと言う中村さん。ヴァイオリンを始めた頃からすんなり音が出て、先生からもうまくなるだろうと言われていたそうです。
今回のコンクールへの参加は、自宅ポストにこのコンクールのチラシが入っており予選、本選の両方録音審査で行けるということもあり出場することを決めました。日程的にもこのコンクールは中学生として最後のコンクールだったので出たいと思ったという中村さん。普段の練習は1人で地下の防音室でこもって行っていると言います。集中できる環境で練習できるのはありがたいと言います。学校から帰ってきてご飯を食べたあと練習して寝る前まで練習しています。休みの日は朝起きて練習して食事以外は大体弾いています。練習時間が長いのは仕上げなくてはいけない曲が多いから仕方ありません。長時間練習するのは、うまくなりたかったら当たり前だと胸を張ります。
そんな中村さんに、ヴァイオリンの魅力を伺いました。「他の楽器に比べて、他の楽器が出せない音が出せる。今使っているヴァイオリンは、私のパワーに応えてくれます。相性がぴったりの楽器だなと思っています。先生曰くこんなに相性のいい楽器はないとのことです」。
輝かしい音楽歴を持つ中村さんにも辛い時期はありました。「中学3年生で全日本学生音楽コンクールに出場した時です。中2の時に本戦まで行き中3では全国も狙えたはずなのに予選で落ちてしまいました。これでどん底まで落ちてしまいました。でも、その悔しさがあったからこそ残りの中学3年生のコンクールはほぼ全て1位をいただけました」と本当に悔しそうに語っていました。そんなスランプもあったからこそ、練習にも身が入り、力がついたのかと思います。
将来はみんなを笑顔にするヴァイオリニストになりたいという中村さん。今はまだまだですがいつか日本一になってみんなに恩返しをして大きい舞台で満員のお客さんを笑顔にしたいと語ります。順風満帆にいかないことがあっても、跳ね返せる強さが中村さんにはあると感じました。中村さんの次の目標は、アメリカのカーティス音楽院への進学です。両親も応援してくれています。きっと夢をかなえてアメリカでさらなる実力をつけていくのでしょう。将来が楽しみですね。
全国大会での中村さんの演奏はこちら。

